熱凝集抑制成分とは!
縮毛矯正でどんな効果があるのか?
熱凝集抑制成分を説明した動画がこのほどミルボン様から配信されました。多くの美容師がこの内容に興味をそそられたのではないでしょうか?そして、熱凝集という現象が毛髪のダメージの原因なのか?その抑制成分を使うことで毛髪は生き生きするのか?常識的な立ち位置から考えてみたいと思います。
熱凝集抑制成分がない縮毛矯正
熱凝集抑制成分がない縮毛矯正では、どのような事が起こっているのであろうか?その部分を現実的に見てみて、ダメージが単に熱凝縮が起きているから起こっているのかを見てみたいと思います。
下の縮毛矯正の資料は、エンパニローションとエンパニノウハウを施した技術結果です。
縮毛矯正で、何度も熱量を当てられて、さらに、カラーを何度も行っている毛髪です。5年ぐらいの施術経歴がある毛髪です。いかがでしょうか?
普通にアイロンをかけています。熱による影響を受けています。でもダメージを感じることがなく美しい仕上がりとなっています。熱凝縮があっても美しいのか?そこを解決すればもっと美しくなるのか?ダメージの原因なのか?色々考えさせられます。
縮毛矯正後パーマやデジパーもかかる
熱凝集している毛髪ならば、パーマやデジパーもかからないの?そんなことは無いです。エンパニでは、縮毛矯正をかけた毛髪にもパーマやデジパーがかかって当然と考えています。現に美しいパーマやデジパーをエンパニ技術者は自在にかけています。
熱凝集動画でのミルボン様の説明では、10分間180度を当てるという表現がありますが、美容師は、10分もアイロンを同位置にかける技術者などいません。その条件で起きている熱凝集作用の表現は、いかがなものかとも思います。美容業界には正しいものが出るべきであり、本当に必要な内容であることが求められています。今までメーカー(各様々なメーカー)が作ってきたものが、美容業界のダメージを作ってきています。本当に正しいものが今後は選別されていくでしょう。
縮毛矯正では、常識を見破れ!
縮毛矯正という技術では、毛髪の常識を見破ることが本当に重要なこととなります。多くの美容師は、毛髪の常識を見破れなくなっています。それはなぜか?洗脳されているためです!
メーカーが提示した内容になると思って薬品を買いますが!結果ならない!メーカーは化学のプロです。化学というものは、奇跡など起こりません!でも、なるといっているのにならないものをなるといいます。そして美容師はそれらを信じ切って思い込み真実を見抜く力を失っているのです。完全にアウトですね。
熱凝集抑制成分が薬品に入る
熱凝集抑制成分という成分は、アイオンをかけた時にたんぱく質を凝集させない、抑制する成分ですが、では、アイロンをかけた時に毛髪内部に残留していなければなりません!でも、還元剤薬品に混ぜた場合、この還元剤薬品も一緒に毛髪内部に残っているということでなければ話のつじつまが合いません!熱凝集抑制成分自体が残留するのか?それとも、毛髪が凝集しない成分に変化し、その使い終わった成分が毛髪外部にちゃんと吐き出されているのか?この部分を解決するには、還元剤に混ぜるのではなくアイロン前に塗布したほうがよさそうなものではないかと思います。